23/03/2021

‍ 去る2月21日に「こどもすぺーすとぼく。」なる文章で、こどもすぺーす柏との馴れ初めが2012年の松元ヒロさんのソロライブの実行委員会に入ったことから始まった、ということに触れましたが、今回はその時のことをもう少し詳しく資料を載せてご紹介しておきましょう。


‍ 2012年5月13日(日)には、市民活動フェスタと本まっち柏が同時開催されている。市民活動フェスタは、当時の市民活動センターが主催した市内の市民活動団体のお祭りというか、活動紹介のイベントだ。駅前通りに団体ごとにブースを設けて自分たちの活動をPRする。2011年秋に活動を開始したばかりの市民活動団体である本まっち柏も、駅前通りでPR活動を行いつつ、本拠地としているウラカシ(柏市柏三丁目界隈)において、春の本まっち柏を開催して、駅前通りからウラカシに人を呼び込む算段を立てていた。
 ぼくは駅前通りを担当しており、そこで本まっち柏のPR活動をしていたはずだ。実はそこに、同じく駅前通りでブース出店をしていたNPOこどもすぺーす柏の原田事務局長がやって来たのだった。
 「あなたが、所英明さんですか?」とかなんとか、ブースという名の只の長事務机の後ろにいたぼくの前に、見覚えのない女性が立ち、そう言った。

‍ 「えーと、はい。そうですが。(あなたは誰ですか?)」
 そんな会話が交わされたはずだ。
 その未知の女性は、自分の名前と所属を名乗り、続いて「松元ヒロさんというすごい芸人さんがいるんですが、NPOこどもすぺーす柏で、柏に呼ぼうと思っているのです。呼ぶために実行委員会を立ち上げるんですが、あなたもぜひ実行委員会に入ってくれませんか?」とかなんとか言った。
 ぼくは原田さんはもちろん、NPOこどもすぺーす柏も、さらにマズイことに松元ヒロとかいう芸人さんのことも全く知らなかった。すると、原田という女性はニュースペーパーは聞いたことがあるでしょう? と言ったが、残念ながらニュースペーパーも知らなかった。その松元某は、元ニュースペーパーというグループに属していたらしい。とにかくすごく面白いんだ、といい、スマホか何かでYouTubeの映像を見せてくれようとしたが、どうしてもうまく映像が出てこなかった。そんなこんなでどうやら、原田さんという女性を少しがっかりさせてしまったらしかったが、いかんともし難い。知らないものは知らないのだ。面白いらしいが、何が面白いのかはわからなかった。
 すると、原田さんはやや諦めたように、とにかく◯月◯日に実行委員会をどこそこで開催するので都合がついたらぜひ来てください、と言った。ぼくは仕方がないので、わかりました、都合がついたら伺います。とかなんとか口の中でごにょごにょ言ったが、なんで自分がその実行委員会とかに誘われているのか、については結局よくわからなかった。
 というわけで、謎めいた女性から謎だらけのお誘いを受けたのだが、いささか能天気なぼくは、当日のこのことその実行委員会に行って、二度目か三度目かには結局実行委員長まで引き受けていた。でも、まだ松元ヒロさんという芸人さんのことは名前以外ほとんど知らなかった。彼は政治ネタを扱うスタンドアップコメディの芸人で、つまりはテレビにはほとんど出演しないのだ。
 ‥‥こんな具合に書いていると、延々と長くなることは必定なのだが、だからもう止めるが、そもそもNPOというものを初体験のぼくはなんだかいろいろ不思議に面白い団体だった。実行委員会は10数名で構成され、そのほとんどが女性で男はぼくのほか数名、いるかいないか、という状況だった。会議はあくまでも仔細に及び二時間は当たり前、三時間は余裕、というようなペースで行われた。笑いが絶えず、喧々轟々と議論もおしゃべりも止まらなかった。ぼくはよくわからない時には大体ただぼーっとしているのが得意技だ。だからしばらくの間はずっとぼーっとしていたかもしれないが、よく考えると実行委員長になったので、そうでもなかったのかもしれない。にしても、誰一人知らず、柏に呼ぶという芸人の芸のひとつも見たことがない、という状況でよくやったというか、完全に暴挙である。我ながら、よくわからない。たぶん、そのNPOの何かしらが気に入ったのだろう。
 実は、実行委員長でありつつ、広報係も兼務していたんじゃないかと思う。上記チラシもMacでデザインした。とは言っても、Pagesのテンプレートをいじって作った。そう難しいことではない。でも、みんな感心してくれた。こんなの誰でもできるんだけれどな、と思ってはいても、褒められると嬉しいものだ。調子に乗っていろいろ引き受けてしまう。思えばどうも、それが現在まで延々と続いているのかもしれない。あとから考えると、どうも引き受けなくてもよさそうなものまで引き受けてしまうこともあった。
 どうもいいのかわるいのかわからない。
 ただ、引き受けてしなくてもよさそうな苦労をしているうちに、やっぱりよかったのかな、ということも増えてくる。だからまあ、断る時には断らないといけないのだが、つい引き受ける、もいいのだろう。
 とにかく、こうして会議をしては、チラシを作ったり、チラシを配布したり(ローラー作戦、という人海戦術をやるのがこどもすぺーすの慣わしだった)、会場のアミュゼ柏の手配をして、打ち合わせをしたり、ヒロさんのマネージャー(奥さんだけれど)と連絡をとったり、と着々と日々がすぎ、その中で実は実行委員長がヒロさんのことを本当に何もしらないのは流石に不味かろう、ということで実はライブの下見に他市にまで足を運んだ。
 初めて見た松元ヒロのライブは面白かった。
 うん、これなら、自信を持って柏市に呼べる。ちょっとホッとして、そう思ったことを覚えている。


‍ 実行委員長になって(会報向け)


‍ 9月22日に開催する「松元ヒロソロライブ」実行委員長を務めさせて頂く所英明と申します。会員の皆様、よろしくお願い致します。

‍ 今回のライブの「目的=ゴール」は、大人がヒロさんのライブを楽しみ、元気になること、です。なにより大人が元気でいてこそ、子どもたちも元気になる。どうか皆様、ライブを是非、楽しんでください。

‍ 松元ヒロのライブは、憲法の意義を問い、時の首相をからかい、迷走する政治を嗤います。いまやすっかりテレビ画面から消えた政治ネタを得意とする日本には珍しいタイプのスタンダップ・コメディなのです。
 つまり、大人の笑いだ、ということです。

‍ そのヒロさんのライブをお届けすべく、実行委員会一同、暑い中奮闘中です。

‍ 実行委員長はもとより、実行委員会も初めて、という頼りない私ですが、ぶっちゃけ、スカウトされて訳もわからないまま実行委員になった期待の大型新人です(とか何とか自分で言ってりゃ世話はない)。

‍ その期待の(?)新人君の本来の仕事はインターネットの古本屋(銀河望遠鏡、といいます)を自称していますが、これがもうかれこれ7年も鳴かず飛ばずの低空飛行。最近では、よせばいいのにヒロさんの実行委員会の他にも各種活動に手を広げ、これがほとんどどれもボランティア、ということですから、本業がしっぽを巻いて逃げ出してしまいそうな次第ですのに、本人はいたって満足そうに「だって面白いんだもん」とノタマッテ反省の素振りも見せていないとか……。

‍ ことほど左様に浮ついた実行委員長の私ですが、理事長、事務局長を始め、経験豊富な委員の皆様に支えて頂き、わいわいと楽しく作業は進みつつあります。

‍ 皆様、是非9月のライブにお越しください! 一緒に楽しみましょう。


‍ 報道機関 各位

‍  イベント開催のお知らせ


2012/08/30 

‍ 暑い日々が続きます。お仕事お疲れさまです。

‍ 日頃より、私どもNPOこどもすぺーす柏へご理解・ご協力をいただき、真に有難うございます。

‍ 私共、来る2012年9月22日(秋分の日・土曜日)19時30分より、「松元ヒロソロライブ」をアミュゼ柏クリスタルホールにて開催いたします。

‍ 松元ヒロは、TVにはほとんど出演しません。ラジオにも時々しか出ません。もっぱら各地のホール等でライブ活動を続けています。ひとりで舞台に立ち、二時間、パントマイムを取り入れた独特のスタイルでしゃべり続けます。しかも、その話芸は政治・時事ネタが真骨頂です。このご時世、その笑いはどうしてもビターな味に流れます。際どいネタも入ります。TVには、だから、向かない。でも、それってどうなんでしょう。
スタイルとしては、いわゆる欧米流のスタンダップコメディに近い。時の首相から原発まで笑いのめします。しかし、行きすぎになる直前で身を翻し、自身を笑う視点も忘れません。つまり、大人の笑い。もし、マス・メディアが避けているとすれば、本当はメディアの成熟こそが問われているのではないでしょうか。(すみません、エラソーに)
 今回の「松元ヒロソロライブ」は、主に大人を対象としています。大いに笑って、大人に元気を出してもらいたいと思います。大人が健全な笑いを楽しみ、ココロ楽しく過ごすことが、子どもたちの幸せに繋がります。子どもが元気だと大人も元気になるように。

‍ つきましては、より多くの方にお知らせいたしたく、開催のお知らせを差し上げる次第です。是非、近隣地区への告知にご協力お願い申し上げます。

‍                          (特)NPOこどもすぺーす柏

‍                             お問合せ T/F 04-7169-8451

‍                                  277-0081 柏市富里2-3-26

‍                                  Eメールinfo@kodomospace.org

理事長 井野口典子

実行委員長 所 英明

‍                          事務局 原田 圭子


‍ ご挨拶


‍ 本日は、NPOこどもすぺーす柏主催、松元ヒロソロライブ・イン・アミュゼ柏にようこそお出でくださいました。実行委員長を務めさせていただきます所英明と申します。
 さて、NPOの名称はこどもすぺーすなのに、今回は大人向けライブです。ですから、こどもの笑いではなく、大人の笑いの松元ヒロさんをお呼びしました。経済の低迷や若者人口の減少、地震と原発のメルトダウン、さらに政治の低迷と、なんでこうなの、というような未曾有の危機がつづいています。子供たちの未来についてもつい悲観的になる。でも、それではいけませんね。まず、大人が元気にならなくては。
 というわけで、今回のイベントは、ヒロさんをお呼びして、皆様に大いに笑って頂こう、元気になっていただこう、ということになりました。たっぷり笑って元気になって、しんどいけれど、明日の日本を背負うために、あと少しご一緒に、日本の清く正しいオトナを続けましょう。
 有り難うございます。

 

‍