エッセイ

最近書いたもの、昔書いたもの、取り混ぜて。

23/03/2021

‍ 去る2月21日に「こどもすぺーすとぼく。」なる文章で、こどもすぺーす柏との馴れ初めが2012年の松元ヒロさんのソロライブの実行委員会に入ったことから始まった、ということに触れましたが、今回はその時のことをもう少し詳しく資料を載せてご紹介しておきましょう。


‍ 2012年5月13日(日)には、市民活動フェスタと本まっち柏が同時開催されている。市民活動フェスタは、当時の市民活動センターが主催した市内の市民活動団体のお祭りというか、活動紹介のイベントだ。駅前通りに団体ごとにブースを設けて自分たちの活動をPRする。2011年秋に活動を開始したばかりの市民活動団体である本まっち柏も、駅前通りでPR活動を行いつつ、本拠地としているウラカシ(柏市柏三丁目界隈)において、春の本まっち柏を開催して、駅前通りからウラカシに人を呼び込む算段を立てていた。
 ぼくは駅前通りを担当しており、そこで本まっち柏のPR活動をしていたはずだ。実はそこに、同じく駅前通りでブース出店をしていたNPOこどもすぺーす柏の原田事務局長がやって来たのだった。
 「あなたが、所英明さんですか?」とかなんとか、ブースという名の只の長事務机の後ろにいたぼくの前に、見覚えのない女性が立ち、そう言った。

‍ 「えーと、はい。そうですが。(あなたは誰ですか?)」
 そんな会話が交わされたはずだ。
 その未知の女性は、自分の名前と所属を名乗り、続いて「松元ヒロさんというすごい芸人さんがいるんですが、NPOこどもすぺーす柏で、柏に呼ぼうと思っているのです。呼ぶために実行委員会を立ち上げるんですが、あなたもぜひ実行委員会に入ってくれませんか?」とかなんとか言った。
 ぼくは原田さんはもちろん、NPOこどもすぺーす柏も、さらにマズイことに松元ヒロとかいう芸人さんのことも全く知らなかった。すると、原田という女性はニュースペーパーは聞いたことがあるでしょう? と言ったが、残念ながらニュースペーパーも知らなかった。その松元某は、元ニュースペーパーというグループに属していたらしい。とにかくすごく面白いんだ、といい、スマホか何かでYouTubeの映像を見せてくれようとしたが、どうしてもうまく映像が出てこなかった。そんなこんなでどうやら、原田さんという女性を少しがっかりさせてしまったらしかったが、いかんともし難い。知らないものは知らないのだ。面白いらしいが、何が面白いのかはわからなかった。
 すると、原田さんはやや諦めたように、とにかく◯月◯日に実行委員会をどこそこで開催するので都合がついたらぜひ来てください、と言った。ぼくは仕方がないので、わかりました、都合がついたら伺います。とかなんとか口の中でごにょごにょ言ったが、なんで自分がその実行委員会とかに誘われているのか、については結局よくわからなかった。
 というわけで、謎めいた女性から謎だらけのお誘いを受けたのだが、いささか能天気なぼくは、当日のこのことその実行委員会に行って、二度目か三度目かには結局実行委員長まで引き受けていた。でも、まだ松元ヒロさんという芸人さんのことは名前以外ほとんど知らなかった。彼は政治ネタを扱うスタンドアップコメディの芸人で、つまりはテレビにはほとんど出演しないのだ。
 ‥‥こんな具合に書いていると、延々と長くなることは必定なのだが、だからもう止めるが、そもそもNPOというものを初体験のぼくはなんだかいろいろ不思議に面白い団体だった。実行委員会は10数名で構成され、そのほとんどが女性で男はぼくのほか数名、いるかいないか、という状況だった。会議はあくまでも仔細に及び二時間は当たり前、三時間は余裕、というようなペースで行われた。笑いが絶えず、喧々轟々と議論もおしゃべりも止まらなかった。ぼくはよくわからない時には大体ただぼーっとしているのが得意技だ。だからしばらくの間はずっとぼーっとしていたかもしれないが、よく考えると実行委員長になったので、そうでもなかったのかもしれない。にしても、誰一人知らず、柏に呼ぶという芸人の芸のひとつも見たことがない、という状況でよくやったというか、完全に暴挙である。我ながら、よくわからない。たぶん、そのNPOの何かしらが気に入ったのだろう。
 実は、実行委員長でありつつ、広報係も兼務していたんじゃないかと思う。上記チラシもMacでデザインした。とは言っても、Pagesのテンプレートをいじって作った。そう難しいことではない。でも、みんな感心してくれた。こんなの誰でもできるんだけれどな、と思ってはいても、褒められると嬉しいものだ。調子に乗っていろいろ引き受けてしまう。思えばどうも、それが現在まで延々と続いているのかもしれない。あとから考えると、どうも引き受けなくてもよさそうなものまで引き受けてしまうこともあった。
 どうもいいのかわるいのかわからない。
 ただ、引き受けてしなくてもよさそうな苦労をしているうちに、やっぱりよかったのかな、ということも増えてくる。だからまあ、断る時には断らないといけないのだが、つい引き受ける、もいいのだろう。
 とにかく、こうして会議をしては、チラシを作ったり、チラシを配布したり(ローラー作戦、という人海戦術をやるのがこどもすぺーすの慣わしだった)、会場のアミュゼ柏の手配をして、打ち合わせをしたり、ヒロさんのマネージャー(奥さんだけれど)と連絡をとったり、と着々と日々がすぎ、その中で実は実行委員長がヒロさんのことを本当に何もしらないのは流石に不味かろう、ということで実はライブの下見に他市にまで足を運んだ。
 初めて見た松元ヒロのライブは面白かった。
 うん、これなら、自信を持って柏市に呼べる。ちょっとホッとして、そう思ったことを覚えている。


‍ 実行委員長になって(会報向け)


‍ 9月22日に開催する「松元ヒロソロライブ」実行委員長を務めさせて頂く所英明と申します。会員の皆様、よろしくお願い致します。

‍ 今回のライブの「目的=ゴール」は、大人がヒロさんのライブを楽しみ、元気になること、です。なにより大人が元気でいてこそ、子どもたちも元気になる。どうか皆様、ライブを是非、楽しんでください。

‍ 松元ヒロのライブは、憲法の意義を問い、時の首相をからかい、迷走する政治を嗤います。いまやすっかりテレビ画面から消えた政治ネタを得意とする日本には珍しいタイプのスタンダップ・コメディなのです。
 つまり、大人の笑いだ、ということです。

‍ そのヒロさんのライブをお届けすべく、実行委員会一同、暑い中奮闘中です。

‍ 実行委員長はもとより、実行委員会も初めて、という頼りない私ですが、ぶっちゃけ、スカウトされて訳もわからないまま実行委員になった期待の大型新人です(とか何とか自分で言ってりゃ世話はない)。

‍ その期待の(?)新人君の本来の仕事はインターネットの古本屋(銀河望遠鏡、といいます)を自称していますが、これがもうかれこれ7年も鳴かず飛ばずの低空飛行。最近では、よせばいいのにヒロさんの実行委員会の他にも各種活動に手を広げ、これがほとんどどれもボランティア、ということですから、本業がしっぽを巻いて逃げ出してしまいそうな次第ですのに、本人はいたって満足そうに「だって面白いんだもん」とノタマッテ反省の素振りも見せていないとか……。

‍ ことほど左様に浮ついた実行委員長の私ですが、理事長、事務局長を始め、経験豊富な委員の皆様に支えて頂き、わいわいと楽しく作業は進みつつあります。

‍ 皆様、是非9月のライブにお越しください! 一緒に楽しみましょう。


‍ 報道機関 各位

‍  イベント開催のお知らせ


2012/08/30 

‍ 暑い日々が続きます。お仕事お疲れさまです。

‍ 日頃より、私どもNPOこどもすぺーす柏へご理解・ご協力をいただき、真に有難うございます。

‍ 私共、来る2012年9月22日(秋分の日・土曜日)19時30分より、「松元ヒロソロライブ」をアミュゼ柏クリスタルホールにて開催いたします。

‍ 松元ヒロは、TVにはほとんど出演しません。ラジオにも時々しか出ません。もっぱら各地のホール等でライブ活動を続けています。ひとりで舞台に立ち、二時間、パントマイムを取り入れた独特のスタイルでしゃべり続けます。しかも、その話芸は政治・時事ネタが真骨頂です。このご時世、その笑いはどうしてもビターな味に流れます。際どいネタも入ります。TVには、だから、向かない。でも、それってどうなんでしょう。
スタイルとしては、いわゆる欧米流のスタンダップコメディに近い。時の首相から原発まで笑いのめします。しかし、行きすぎになる直前で身を翻し、自身を笑う視点も忘れません。つまり、大人の笑い。もし、マス・メディアが避けているとすれば、本当はメディアの成熟こそが問われているのではないでしょうか。(すみません、エラソーに)
 今回の「松元ヒロソロライブ」は、主に大人を対象としています。大いに笑って、大人に元気を出してもらいたいと思います。大人が健全な笑いを楽しみ、ココロ楽しく過ごすことが、子どもたちの幸せに繋がります。子どもが元気だと大人も元気になるように。

‍ つきましては、より多くの方にお知らせいたしたく、開催のお知らせを差し上げる次第です。是非、近隣地区への告知にご協力お願い申し上げます。

‍                          (特)NPOこどもすぺーす柏

‍                             お問合せ T/F 04-7169-8451

‍                                  277-0081 柏市富里2-3-26

‍                                  Eメールinfo@kodomospace.org

理事長 井野口典子

実行委員長 所 英明

‍                          事務局 原田 圭子


‍ ご挨拶


‍ 本日は、NPOこどもすぺーす柏主催、松元ヒロソロライブ・イン・アミュゼ柏にようこそお出でくださいました。実行委員長を務めさせていただきます所英明と申します。
 さて、NPOの名称はこどもすぺーすなのに、今回は大人向けライブです。ですから、こどもの笑いではなく、大人の笑いの松元ヒロさんをお呼びしました。経済の低迷や若者人口の減少、地震と原発のメルトダウン、さらに政治の低迷と、なんでこうなの、というような未曾有の危機がつづいています。子供たちの未来についてもつい悲観的になる。でも、それではいけませんね。まず、大人が元気にならなくては。
 というわけで、今回のイベントは、ヒロさんをお呼びして、皆様に大いに笑って頂こう、元気になっていただこう、ということになりました。たっぷり笑って元気になって、しんどいけれど、明日の日本を背負うために、あと少しご一緒に、日本の清く正しいオトナを続けましょう。
 有り難うございます。

 

‍ 

10/03/2021

プレゼン・ストーリー ver.3.1a(フル・バージョン)

【太郎くん、柏を訪ねる】










                                  ↑クリックで動画へ


 2013年3月10日、アミュゼ柏。
 かしわ市民大学第二期の修了式が行われた。そこで砂川さんが率いるシティプロモーションクラスの発表も行った。遊び班はプレゼンを朗読劇で行う、というチャレンジをした。
 そこに至るには紆余曲折があり、一時は決裂しそうになった。
 それを乗り越えてのプレゼンであり、充実感があった。
 太郎くんは、竹中さん、柏じいじが、及川さん、ナレーターは三嶋さん。イラストは松村さん。シナリオはトコロが担当した。これは、そのオリジナルシナリオである。実は、プレゼンが始まってから、急に思いついて、iPhoneで動画を途中から撮影した。その動画を編集したものは、上の画像からリンクしてあるので、ご覧いただける。


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スライド
1 (手書き文字で、タイトル「太郎くん、柏を訪ねる」)


(ナレーター)

「遊び班」のプレゼンには

太郎くんという主人公が登場します。


スライド2 (イラスト・太郎くん、こちらに歩いてくるイメージと、以下の文字)


(文字 / ナレーター)

2013年生まれの元気な少年・太郎くんが

10年後の2023年の未来に

10歳になって

カシジイジの住む柏を訪れます。

これから少しの間、

太郎くんと一緒に想像力の翼を広げて頂き、

太郎くんの生きる未来の柏を

一緒に生きて頂きたいのです。



スライド3 (イラスト・ダブルデッキの上に立つ、太郎とジイジ。人々の賑わいとアートに触れる)


文字 : かしわ まちなか美術館構想

 

(太郎とジイジのダイアローグ)


ナレーター : ひとり柏にやってきた元気な太郎君、駅でジイジと再会。東口ダブルデッキに立ちます。


太郎 : 久しぶりだね、カシジイジ! 柏って、ジイジが言うほどいいところかな? なんか変わってる。デッキの上は、公園みたいで、ミュージシャンの人が歌を歌っていて、人がいっぱい集まってるぞ!


ジイジ : 日替わりでいろいろな催しがあるんだよ。あそこに、いっぱい変わった彫刻があるだろう? 絵の展示もあるね? 柏には大きな美術館とかはないけれど、市民が美術を大好きで、ダブルデッキだけでなく、公園とか、図書館とか、街中いろんなところが美術館みたいになっているんだ。アートを貸してくれる人と、展示する場所を貸してくれる人と、その両方の出会いをアレンジしてくれる人が協力しあって、市民だれもがいつでもアートに触れられるような仕組みを作ったんだ。今では柏市全体がキレイになって、アートがいっぱいの街になった。柏はアートが身近に生きている街なんだ。…ん? こらまて太郎、ひとの楽器を振り回しちゃいかん! 壊しちゃうじゃないか!



スライド4 (イラスト・ダブルデッキ中央にインフォメーションセンター。“TOUCH THE KASHIWA CITY”と建物に大きく書いてある。お姉さんに、マップやパンフを貰う、太郎とジイジ)


文字 : “TOUCH THE KASHIWA CITY”インフォメーション・センター

 

(太郎とジイジのダイアローグ)

太郎 : ね、ジイジ、あれ何?! 何だか、面白そう! 行こうよ!


ジイジ : 目ざといな、太郎は。あれはインフォメーション・センターだよ。太郎もきれいなお姉さんが好きらしいな。(やや小声で)わしも好きだが。(普通に戻って)地図やパンフレットも貰えるぞ。タブレットも貸してくれて、インターネットで柏の情報を何でも取り出せるんだ。そう急ぐな、太郎。


太郎 : ジイジ、こっちに入り口があったよ! 早く入ろう! ジイジ、遅い!


ジイジ : 急かすな、太郎。ワシはこのお嬢さんから説明を受けとるんだ。やれやれ。太郎のやつ、もう柏マイスターを捕まえて質問攻めにしておるわい。


太郎 : ジイジ、知ってた? ここには柏の新しいことが全部揃っているんだって! 柏はいつでも新しいことにチャレンジする街だから、それを応援してみんなに知ってもらうんだって! ジュース飲みたい、って言ったら、ダブルデッキの下で、オープンカフェをやっているから、行ってごらん、って言われたよ! パラソルが目印だって、行こう、行こうよ、ジイジ!


 

スライド5 (イラスト・空中庭園にやってきた太郎とジイジ。背景に、農産物直売マーケット)


文字 : 空中庭園で遊ぶ。駅周辺ビルの屋上活用

 

(太郎とジイジのダイアローグ)

太郎 : ね、あれ何? ジイジ! デパートの屋上に大きな手がかぶさっているよ! 裏側に巨人がいるのかなぁ!


ジイジ : 太郎、あの手は、オブジェというもので、人をびっくりさせて、ビルの屋上に来させるための仕掛けなんじゃよ……。おい、こら、待ちなさい、太郎! ジュースが残っておるじゃろうが!


ナレーター : 太郎とジイジ、デパートの屋上にやってきます。


太郎 : ジイジ、遅い! 屋上が公園だよ! 人がたくさんいて、野菜もたくさん売っているよ! 美味しそうなトマト! 大きいイチゴ! ジイジ買ってよ!


ジイジ そうか。今日は柏産野菜の直売の日じゃな。柏駅近くの屋上は、みんな柏空中庭園と呼ばれていて、そのビルの持ち主と、柏市の役人と、市民が一緒になって運営しているんじゃ。一年中、市民やアーティストが色々な催しや活動をしてにぎやかなんじゃ。だから、みんなが屋上にやってきて、デパートの人も喜ぶんじゃな。


太郎 : ね、そんなこといいからさ! あのイチゴ買ってよ、イチゴ。ジイジったらー!



スライド6 (イラスト・空中庭園の一角で、Kashiwa Awardsが表彰されている)


文字 : 柏市民の総選挙。Kashiwa Awards

 

(太郎とジイジのダイアローグ)

ジイジ : やれやれ、太郎と一緒だと、散財させられるわい。さ、早く家に連れて帰ろう。


太郎 : あれ? ジイジ、何だろう? 何か表彰式をやってるよ!


ジイジ : そうだった、今日じゃったな。あれはKashiwa Awardsと言ってな、市民目線で、消費者に一番近い市井の人々が、最も素晴らしいものを皆で称賛すること、なんだよ。


太郎 : なにそれ、わかんないや! 


ジイジ : 太郎は、AKB48を知っとるじゃろうが。あれとおんなじだ。誰かエライ人が選ぶんじゃなくて、みんなで好きなものを選ぶからこそブレないのさ。太郎のような子供から、わしのような爺ちゃんまで、自由参加で柏のナンバーワンを選ぼう、というものなんだよ。ワシの自慢のカブも出してみっかな! はっはっはっ!


太郎 : じゃ、ぼくも出すよ、ぼくね、ぼくね、ジイジを出すよ! ジイジが柏の一番だもの!


ジイジ : (少し感激している感じで)太郎、お前ってヤツは、……お年玉はまだ先だぞ!



スライド7 (イラスト・手賀沼。ゴンドラ風の船に乗った太郎とジイジ) 


文字 : 都会に最も近い自然。手賀沼に船を復活


(太郎とジイジのダイアローグ)

ナレーター : バスでジイジの家に向かう太郎。ジイジの家は、手賀沼のすぐそばにあります。


太郎 : ねぇ、まだなの、ジイジ。どこまで行くんだよー。


ジイジ : 太郎はこらえ性がないのぉ。先が思いやられるわい。仕方がない、ここで降りるか。ほれ、降りろ、太郎。


太郎 : ジイジィー? ここ道の途中でしょ? なんでこんなところで降りたのぉ?!


ジイジ : 下を見なさい。ここは船着き場だよ! 船でジイジの家に行くぞ!


太郎 : えーっ?! 


ジイジ : 沼に注ぐ川が、国道の下を流れておるんだ。ここから船に乗って手賀沼に行くぞ。ほれ、柏の自然も見事だろう。柏には都会と田舎の両方があるんだよ。船の上から見ると、何もかもすっかり違って見える。美しい。


太郎 : ああ! すごいね、ジイジ! たくさん水が見えて来た! あれ海? ね、海?


ジイジ : (やや諦めたように)どうもわかっておらんようだな。



スライド8 (イラスト・カシジイジの家のバックに柏ビッグツリー。太郎とジイジと、みんなの企画案)


(太郎とジイジのダイアローグ)

太郎 : ジイジの家、でっかいなぁ! 裏庭の木はもっとでっかいけど!


ジイジ : 太郎、お前の夢も、大きく育つといいんだがな。


ナレーター : 人が想像できることは、人が必ず実現できる。

そう言ったのは、あの、ジュール・ベルヌだそうです。

この、私たちの想像の物語と、太郎とジイジの未来の一日は、どうでしょうか?

必ず実現させたい、そう思いませんか?



スライド9(文字のみ)




プレゼン物語「太郎くん、柏を訪ねる」

添付資料

マチナカ美術館構想.ppt

40万人のクリエイターが住むまち・柏.pdf

常に新しいことに取り組む街 (現・2013年1月20日遊び班ミーティング.pdf)

柏空中庭園プロジェクト.ppt

CompeCity KashiwaとKashiwa Awords(現・発表資料_構成検討_20130206.xls)

手賀沼水運復活計画.ppt
(上記は、発表当時の添付資料で、遊び班の各メンバーによるもの。因みに、ぼくは、「柏空中庭園プロジェクト」と「手賀沼水運復活計画」のふたつを提出した)

10/03/2021

 明日で、あの震災から10年が経つ。
 この10年はなんだったのだろう。
と、ぼんやりと思うとき、日本人は変わらなかった、との思いが残る。
 変わらない、そのコアの部分が周りから浮き出て、その醜い、という形容はしたくはなかったが、止むを得ない姿が鮮明になって今に至っている、と言わざるを得ない。
 辛いことだけれど。

 その醜さ、の中心には、旧弊にしがみつく、ということがあると思う。
 しがみついているのは、主に50歳以上の世代だろうか? いや、若い世代も? わからない。

 が、その最もわかりやすい例は、現総理や、前総理、前オリンピック招致委員会会長‥‥など諸々の方々だ、というなら、それは一見政治的な言説のように見えてしまうが、それはそうだが、言いたいのは政治家である前に、人として、というようなことだ。

 ひとり一人の人間としてみた時に、彼らはなんだ?

 仮にも、国を代表する人々であった、である、はずの人々なのだが。


 ぼくは震災のことを言おうとしたのだったが、それがひとの話になっている?

 確かに、そうだ。

 震災自体は自然災害だった。
 しかし、原発事故は複合的ではあるものの、その後の復興の経緯も含めて言えば、既に人災と呼ばざるを得ないのではないか。
 その時、例えば上記の人々を含む、多くの日本人の顔が浮かび上がる。

 未曾有の自然災害、さらに人災に、日本人はどう相対したのか。

 ぼく自身をも含めて。

 ぼくらは忘れてしまったのだろうか。
 あの、空白の日々に、テレビからは公共放送機構だったか(調べてみたら、ACジャパン、というのだ)の、不思議なCMが繰り返し流れたものだ。通常の企業CMは自粛され、「あいさつの魔法」や、金子みすゞの詩を用いた「こだまでしょうか」、など何種類ものCMが繰り返し流れた。
 ぼくは、特に「こだまでしょうか」の不思議なCMが心に残っている。
 耳をすませば、10年後の今でも、あの時のこだまは遠く響いている、だろうか。

 以下に、震災直後と、一年後に書いた二つの文章を載せる。パソコンの中に眠っていた。何のために書いた文章なのか判然としない。でも、それは今となってはどうでもよいことなのかもしれないが。

     
✳︎      ✳︎     ✳︎     ✳︎

社会貢献について思うこと


 三月十一日以前と以後、何かが変わったという意見を見聞きします。多くの人が、被災地に思いを馳せ、自分にも何か出来ないか、自分に出来ることとは何か、と考えた。

 すぐに行動に移し、ボランティア等として現地に向かった人もいるし、何をどうしたらいいのか、自問自答したまま(私のように)今に至った人もいることだろう。

 社会貢献を志す心、あるいはもっと広く公共意識、というものに、この度の震災は大きな揺さぶりをかけたのではないか。

 そこには、その変わりつつある意識に応じた新たな問題も生まれつつある。ボランティアとして被災地に入った人、それを受け入れる被災地の人びととの双方に、様々な思いや感情の交流・交錯が起きたことを各種の報道は教えてくれている。

 社会貢献について、個人として、あまり難しく考えすぎても身動きが取れない。無理なく、気持ちよくできるところから始めることかな、と思う(つまり、無理だと思ったら、止めておく)。意気込みすぎて、社会貢献は良いことで、私は良いことをしているのだから(文句あるか)みたいな、相手の為だか自分の為だかわからなくなるような「社会貢献」では行き過ぎだ。

 社会貢献とは、結局誰かの為であると同時に、自分の為でもあり、自分の生き甲斐、人生の充足感にもつながることで続けられる。

 企業やNPOなどの社会貢献には、また別の側面があるのかもしれない。企業なら営利と貢献をどう両立するか、難しい。だが、それをも含めて社会貢献は社会を形作っているのだろう。今回はそれを垣間見る機会になるかもしれない、そうであれば有り難い、などと思う。(2011年6月15日)



柏市のまちづくりのために市民ができること


 日本の社会、日本人の心の有り様が大きく変化しつつある時代に生きている、という実感があります。

 バブルの崩壊、95年の関西淡路大地震、オウム真理教による地下鉄サリン事件、2001年の9.11米同時テロ、2008年のリーマンショック、そして記憶も生々しい東日本大地震を経て、私たちの生活も意識も否応もなく変化してきた、と感じます。

 悪いことばかりではありません。二度の大地震時に示されたボランティアで復旧に尽力する多くの人たちの姿、「個」として国際的に活躍するスポーツ選手の姿、クールと評される日本の文化の輸出現象。我々市民の仕事や生活の中にも、その様々な兆候が大小取り混ぜて散見されます。

 正直にいって、日本社会には、未だ目を覆いたくなるような制度の硬直、思考の停止、バブル期の利権の残滓にしがみつくようなモラルの腐敗、等があることも明らかですが、一方で、市民が自ら社会を刷新して行こう、とする意識の胎動も感じられる。その両面がある。

 市民の強みは、生活者の実感を手放さないこと、ではないでしょうか。

 野菜やガソリンの高騰に吐息をついたり、レイソルの活躍に溜飲を下げたりしながら、なんとかバランスを取りつつ生活して行く。その実感から発想する。

 でも同時に、いまや、生活者の実感だけでは足りない。多くの市民がそう思い始めている。

 日本の社会は、日本人は、変わらなくてはいけない。政治や行政が変わらないなら、自分たちでなんとかするしかない。そして、社会的なインフラ(社会の成熟やインターネット等)が市民のそうした動きを後押し出来るレベルに上がってきている。とも感じる。

 政治・行政と市民は、本当に必要なことを促し、監視し、協働する時代に入ったと思う。(2012年4月13日)


付記)どうやら、「柏市のまちづくりのために市民ができること」という文章は、公募に当たってこのテーマが与えられた、柏市地域支援課の地域づくりコーディネーターの募集に応じた時の、提出文章だと思われる。
 コーディネーターへの応募の文章として考えると、いささか場違いというか、首を捻る感じもあるけれど。
 それは今振り返るから、ということもあるのかもしれない。つまり、これを震災一年後の「こだま」として受け取るならば。
付記2)上記では、地域づくりコーディネーターへの応募時に書いた文章ではないか、と述べたが、すると一年間日時がズレていることに気がついた。コーディネーターへの応募は2013年だったのだ。すると、この文章は何のために書いたのか? そこで思い起こすと2012年はかしわ市民大学の第二期で、「シティプロモーション」のクラスの募集があり、応募し、6月頃から2013年3月まで学ぶ機会を得たのだった。記憶にはないが、応募の時に、このテーマで文章を書く必要があったのだろう。

 

参考)

 東日本大震災と公共広告 PDF
 あいさつの魔法 YouTube

 こだまでしょうか YouTube
 

03/03/2021

 河合隼雄さんは、臨床心理学、ユング心理学の先生であり、幾多の本の著者でもあったが、何よりもひとりの臨床家としての自分を大切にされた方だったと思う。晩年は文化庁長官などの要職を務められ、それはその組織なりなんなりにとっては有難いことではあったのだろうが、ご本人にとってはどうだったのか。
 最後まで、臨床家として道を極め、それを学問としても追求し、著作として結実させてほしかった、とやはり思わずにはいられない。
 ともあれ、我々の前には河合さんのたくさんの著作が残されている。
 河合さんの本をきちんと読み直す、その作業をするだけでも今なお多くのことを学びなおせるはずだろう。

 ユング心理学の重要な概念のひとつとして、コンステレーション(星座、布置)ということがある。その顰にならって河合さんの著作を布置してみたのが上図になる。最初の著作「ユング心理学入門」から始めて、その全てを読み直すのは無理にしても、その布置を読み取りながら重要な著作を読み直す、ということをやっていきたいと思っています。一緒に読んでくださる方も募集中。